プログラミングを子供に説明できますか? 子供の実生活からプログラミング(的思考)を抽出し結びつける逆転の発想。
子供には子供の社会があります。
子供の時間経過があり、子供自身それぞれの理解度があります。
プログラミングとは何か、を説明するための言葉を探し並べるよりも、
子供自身の実生活の中で「これがプログラミング(的思考)というものかぁ」と
感じる方が分かりやすいですよね。
子供に伝えるためとはいえ探し並べられた言葉は大人の選択によるものです。
主役である子供自身に スーッと沁みいるような伝達をすることが理想的だと言えます。
そのチャンスは実は身近にたくさんあるものです。
- 子供の実生活から結びつけるプログラミング
- 「ごっこ」はプログラミング(的思考)の宝箱
- 仮面ライダーや戦隊ものが好きな子供には「変身ごっこ」
- 洋服やメイクに興味ある子供には「お洒落ごっこ」
- 子供の日常に落とし込む価値ある楽しい道具
- 日常生活の中からプログラミングを会得するSPACEBLOCK
子供の実生活の中から結びつけられるプログラミング(的思考)
頭ごなしに、学校で新しく導入されたプログラムだから学ぶよう諭すのは、とてももったいないことです。
子供の日常の中で培われ、実践しているプログラミング(的思考)と結び付けて理解できると望ましいですね。
言葉意味の理解ではなく、ストレスなく楽しく始められることが理想です。
カップアイスを前にすると赤ちゃんは、そのまま口をつけて舐めようとします。
小学生にもなればスプーンを手にし、適切な力加減ですくい口へ運びます。
胸元をよごすことなく食べるための方法を自分で考えて実践していることさえ誉めるに値するタイミングがあるものです。
お菓子の種類によって、道具を変えたり力を加減したり、選択と発想が脳内で行き交い、解決と作業へと
つながっているものです。
それ以前に。
美味しいものを食べると嬉しい←→嬉しくなるために美味しいものを食べたい、という因果関係もプログラミング的思考の入り口になるのです。
子供自身の組み立て思考による行動、出来上がりをイメージして段取りしながら進めた作業を見逃さずに、
ものごとの因果関係に興味を持てることが理想的ではないでしょうか。
「ごっこ」はプログラミング(的思考)の宝箱
「おままごと」や「ヒーローごっこ」は、多くの子供が通る道ではないでしょうか。
大人の実社会を自分なりに表現したい時期があります。
想像できる一番壮大な世界で自分の活躍を空想したい時期があります。
自分の頭の中で組み立てたストーリーに、現実にあるものを代替えしたり、見立てたりと想像力
豊かに描く世界。
子供が思いついて、なりきる行動や言葉には、選択と発想・解決と作業が繰り返されています。
それらを分かりやすく視覚化してくれるコンピュータは、とても身近なものになりました。
実は積み木のように組み立てられているシンプルな成り立ちの理論、その操作方法の体験として
プログラミング教育が小学校から必修化されたという理解でよいでしょう。
仮面ライダーや戦隊ものが好きな子供には「変身ごっこ」
ヒーローごっこが大好きなタロウくん。
敵役ママゴンを倒し地球平和を守ることに余念がありません。
テレビ番組のキャラクターになりきります。
誕生日プレゼントで手に入れた番組公式武器の長刀を手に毎日活躍します。
残念ながら全てのアイテムは揃っておらず、台所にあるコショーのビンを変身ツールに。
テレビ番組では赤ボタンを押すと変身できるペンライト形の道具。
ここにとても奥深い、組み立て思考が隠されていることを見逃してはいけません。
同じ物を持っていないので代替えしただけではなく、着目すべきことがたくさんあります。
地球平和をおびやかす敵役ママさんを倒すためには変身しなければ敵わない。
変身するためにはどうすればよいだろう、道具が必要だ。
それは紙切れや糸クズではなく相応のパワーを持ったものでなくてはならない。
このような発想と解決、組み立てと作業が行われています。
「これこそがプラミングなの、だからさぁ勉強しましょう」などと野暮なことを言うべきではないでしょう。
「闘うために変身して強くなったのだね」「変身するために道具が必要だったのだね」と、
子供の想像力と解決能力・行動力を誉めてあげましょう。
裸一貫、無骨に敵をやっつけにいく選択も、それはそれで自分は嫌いではありません。
しかしヒーローごっこたるもの、地球平和のために勝利を見据えた段取りと組み立て思考を発揮して欲しいものです。
洋服やメイクに興味ある子供には「お洒落ごっこ」
近くのおねぇさんの影響で洋服やメイク、ファッションに興味津々のハナコちゃん。
「ここは赤じゃなくて黄色なの」「もっと細い線の方がかわいいの」など、一人前にコーディネートが大
好きです。
大人にはない自由な発想、子供たちによる発信はインスタで日々バズり続けています。
見た人から「かわいいね」「似合っているね」という言葉をもらうための選択と発想が脳内で行き交います。
お洋服全体のメインカラーと差し色のサイズ感、今までみたことのない材質や組み合わせ。
メイクやアクセサリーのアイディアは、仕上がりを想像できる才があってのもの。
「こう仕上げたかったから、あの過程があったのね」と途中経緯との関係に触れ、閃いたセンスをカタチにした作業を認めてあげてほしいものです。
そんな成功体験はプログラミング(的思考)によるものであった、とのちに合致することでしょう。
子供の日常に落とし込む、価値ある楽しい道具
道具は目的となることよりも方法として位置付けるものです。
プログラミング自体に価値や目的が生じる割合は数パーセントという、とても低い割合でしょう。
方法と位置付けるとどうでしょうか。
目的や価値は、道具を使った先にあるものという位置付け。
物事を順序立てて考えられる力、組み合わせる作業経験、結果や目的に向かい積み重ねていく地道な経緯
を経て多くのものが成り立っているという理解。
野球選手になるために走り込みが必要であること。
アイドルを目指すならば、歌や踊り以外の人に好かれる要素。
発信者にとって発想と行動力が求められるわけ。
物書きは、書く以前に多くのものを読んだ知識が背景にあること。
因果関係を理解できる能力は、どんな職業に就くにしても有利な才能となります。
日常生活の中からプログラミングを会得するSPACEBLOCK
ロボットを操縦するコクピットのような。
オシャレを仕上げるプロデューススペースのような。
小さなマイコンボードから広がる無限大の可能性。
SPACEBLOCK(スペースブロック)は、カラフルなLEDランプを自由自在に点滅させるプログミングツール。
街の電光掲示板のように動くカラーサインを子供でも作成できます。
SPACEBLOCK(スペースブロック)は教科での使用を想定しており、新学習要項へ対応します。
従来の文系・理系のような枠組みを越え、5つの教科を横断的に学ぶことで、実生活の課題発見と解決方法を学びます。
あるゴールを実現するために、さまざまな要素・手順を論理的に考える力をゲーム感覚で養っていきます。
すでに香川県さぬき市立の小学校では、パソコンクラブでSPACEBLOCK(スペースブロック)を導入し、プログラミング学習を始めています。
子供たちが日々の生活の中で疑問に感じたり、より良くしたいと思ったことに自由な発想でアプローチする取り組みを実施。
課題に対して思い思いの解決・改善アイテムを作るなど、子供たちの探求心や思考力、問題解決力を育むことでSPACEBLOCK(スペースブロック)がSTEAM教育の一環として役立っています。