教えるための材料から、学ぶ材料へ SPACEBLOCK(スペースブロック) 文科省:情報ひろばにて展示中[7/12迄]
小学校から新しく必修化されたプログラミング教育。学校により進捗度合いに差があることは否めません。
端末の普及状況や教員の指導スキルなど持ち上がってくる問題点を解決しながら進めている現状と言えます。
コンピュータが生活に身近に入り込んだ現代は、未来に向けた新しい生活様式へと転換していく時代の過渡期なのではないでしょうか。
子供が自主的に、楽しみながらプログラミングを学ぶツールが注目されています。
「文明開化の音がする。」耳に覚えのある親御さんも多いことでしょう。
「ざん切り頭をたたいてみれば 文明開化の音がする。」
江戸時代を終え、明治時代初期に西洋文化を受け入れた世相を表す、有名な一節です。
戦前と戦後の転換との間違った覚えをされている大人も散見します。
二つの大戦以前、鎖国から開国へ転じた時代背景であることも再度確認していたいものです。
文明開化は生活の変化と同じぐらいに、教育に対する転換が強く謳われていることに注目したいものです。
文明開化のような新しい可能性にも満ちたツール SPACEBLOCK(スペースブロック)
ちょんまげ頭・そう‹惣・総›頭髪・ざん切り頭
ざん切り頭をたたいてみれば 文明開化の音がする。
ユーモラスでリズミカルな耳に残る文節は、大きな時代の移り変わりを日常の一コマで表現されています。
この一節へ続く、二つの文節にも興味深いものがあります。
「ちょんまげ頭をたたいてみれば、因循姑息(いんじゅんこそく)な音がする。
そう‹総・惣›頭髪(前頭部の頭髪は剃らず後ろ流しにした長髪の意)をたたいてみれば、王政復古の音がする。
ざんぎり頭をたたいてみれば、文明開化の音がする。」
前半2つの文節に馴染みのない方もいらっしゃるでしょう。
鎖国から外国文化の受け入れへ転換する時代背景に、うろたえるさまが表現されています。
新しいものを取り入れるとき、古い価値観への固執を戒めたり、または嘲笑の対象となるような言葉で伝わっています。
ちょんまげ頭から、前頭部を剃らない後ろ流しの長髪を経て、現代的な西洋風の髪型へと変遷してきました。
「断髪令」との呼称ですが、髪を短髪にしなければならない命令ではなく、髪型は自由でよい との発令であることも併せて再確認しておきたいものです。
マゲを切り落とし、髪を短くする「ざん切り頭」は世間の流行を経て根付きました。
未来にどのような生活様式が待ち受けているのかを想像する、人間の先見能力を垣間見た気分にもなります。
和服から洋服へ、食事の変化、街並みの再構築。太陰暦から太陽暦へ西洋で一般的な暦が用いられます。
時代の過渡期に起こる古い価値観への固執と離別
新しいものが取り入れられるとき、それまで馴染んでいた様式を手放すことに抵抗したくなる思考がもたげるものです。
それまでの価値観を否定するような比喩が出ることもあり、抗いたくなる場面もあります。
古くは和服や頭髪、食事、建築など日本固有の習俗でした。
西洋の文化を取り入れ、日本の文化と組み合わせ変化していきます。
食事においては国民の体格を大きくする、強くするという目的もあり、禁止されていた肉食が解禁されます。
鉄道が現実的に導入されたのもこの頃。移動時間の短縮と輸送力の増強は、違う世界に住むように、常識が一新されたのではないでしょうか。
建築に西洋的な技術が用いられた効果も大きいものがありますね。
「火事と喧嘩は江戸の華」との表現があるように、木造で低い建物が密集する江戸の家事消失による損害は多大なものでした。
レンガ造りなど、耐火性はもちろんのこと立体的に街を造る敷地活用の面でも多くの利点も見逃せません。
鹿鳴館を始めとした文明開化の建築物は見た目の美しさと共に実利のメリットも高く評価されているのです。
さて、プログラミング教育、プログラミング的思考においては日本は立ち遅れているという評価が一般的です。
日本の古き善き風景を否定することではなく、新しいツールを利用することで子供の好奇心を刺激する。
想像力や発想を引き出すチャンスを増やす、このような意図もプログラミング教育の一面です。
親御さんが子供の未来を想像したとき、スマホやPC操作で窮する姿は避けたいものではないでしょうか。
プログラミング教育を上手に取り入れることで拡がる可能性
子供がタブレットやスマホを操作する。
20年前の風景からは目覚ましい進歩と言えるでしょう。
国内外問わず、IT技術の進歩が可能にした新しい時代の日常。
安全で快適、便利で正確な日々の暮らしはコンピュータにより支えられていると言って過言はないでしょう。
楽しさや希望、明るい将来や見通しなど人間の内面的な部分にも大きな影響をもたらせています。
端末操作において、親御さんの親世代・祖父や祖母に我が子が使い方を教える場面など微笑ましいものです。
10年後には更に進化したアプリを親御さん自身が子供に習うことになりそうです。
小学生の子供の情報から面白いYouTubeやTikTokを知るなど、コンピュータに関連したコミュニケーションが家族間でも多いという家庭もあります。
テレビ、新聞、雑誌においてもネット由来の番組や記事が多勢を占めている現実です。
子供ならではの興味の対象に対して子供自身が自発的にアクセスする時代へと移り変わってきました。
端末操作の先に楽しみがあれば、キーボード操作やタブレット入力を覚える第一歩となることでしょう。
そのきっかけは遊びの延長や、ゲーム感覚で楽しむことなのかも知れません。
どのボタンを押せば、機械がどのように動くのかを早い時期から体験し、習慣化して覚えることが、コンピュータに対する苦手意識や機会消失を回避につながります。
文明開化のような新しい可能性にも満ちたツール SPACEBLOCK (スペースブロック)
プログラミング教育の小学校必修化に伴い子供用教育ツールが注目されています。
教育ツールと大人に呼称されるものでも、子供にとっては楽しい遊びの道具。
数十年前こども心に目を輝かせた対象が、変身ベルトやお洒落に着飾るお人形から、コンピュータと、そのコンピュータの向こう側にある世界へと移り変わったのかも知れません。
子供が端末を操作する場面が年々増えていくことは間違いないことでしょう。
SPACEBLOCK(スペースブロック)は小さなマイコンボードを子供自身が操作し、カラフルな電飾を点滅させる子供用プログラミング教育ツール。
EdTech導入補助金2022 EdTechツールに採択されています。(※1)
文科省:情報ひろば(霞が関)にて特別展示中です。(7/12まで)
指示通りに機械が動く体験は子供にとって、かけがえのない大きな自信となることでしょう。
(※1)
「EdTech導入補助金2022」は学校等教育機関および学校等設置者と教育産業の協力により教育イノベーションの普及を後押しする事業です。
・EdTech導入補助金2022
・SPACEBLOCK(スペースブロック)のEdTech導入補助金2022採択について(無償利用も紹介しています)
https://spaceblock.jp/article/7BC85sAoOYjVaQE66losd
・文科省:情報ひろばにて特別展示中