「プログラミング」と「小学生」のポイントは “はじめてのおつかい“から見てとれます。
小学校から新しく必修化されているプログラミング教育。
通うのは子供自身なので親には関係ない、というわけにはいかないようです。
会話や読み書きから、全て義務教育で学校が教えるものではありません。
親御さんの姿勢や理解が、子供の成長力と大きく関わっているものです。
小学生とプログラミング教育との関わりは、小学生"を持つ親御さん"とプログラミング教育との側面を持ち合わせているはずです。
もちろん主役は子供自身。主役である子供のために親御さんや教育機関は陰で、脇で、将来を見据えた力添えをしていきたいものです。
- 「はじめてのおつかい」とプログミング
- 「はじめてのおつかい」のシーンから考えること
- 学校では教えてくれないものと、学校で学ぶもの
- 「プログラミング的思考」を礎(いしずえ)とした自由な発想
- SPACEBLOCKから始まる無限大の可能性
「はじめてのおつかい」とプログミング
子供とプログラミングの関係を考えるとき、テレビ番組「はじめてのおつかい」を思い出します。
着想は同名の絵本だと言われています。
子供が初めて、おつかいに行ったさまがテレビ番組として放映されます。
わたしは大好きなテレビ番組です。
笑い、泣き、驚き、納得する等身大の年齢相応の子供の姿が映しだされます。
「はじめてのおつかい」の魅力の一つはプログラミング的思考の未熟さなのだと思っています。
荷物が重いからと袋を引きずってしまい、穴があき、中身の魚が落ちていった場面が強く記憶に残っています。
年齢を重ねることで、解決する子供が多いのでしょうね。
袋を引きずると、持ち上げるよりは力が要らずに動かせる、しかし袋は引きずると穴が開くことまで発想するか否かで、おつかいの結末が変わります。
袋を引きずったときに「破れてしまう」と危惧する大人の反応は、しごく当たり前の反応。
スタジオからも「あー。」と袋が破れることを心配した嘆きが聞こえたように記憶しています。
「はじめてのおつかい」のシーンから考えること
「はじめてのおつかい」の見どころの一つは、プログラミング的思考の及ばなかった子供の行動だと言えるのではないでしょうか。
親御さんと一緒ではなく、一人や子供二人などでの寂しさ、思いのほか頼もしい姿が番組の下地にあります。
大人は経験則から子供の次の行動を予測するのですが、なかなかどうしてスムーズな立ち回りで終わらないところが魅力なのです。
もし、大人の予測した通りにプログラミング的思考が発揮された行動でスムーズにおつかいを終えたら放映されないのではないでしょうか。
多くの子供が、大人の想定通りに行動するのであれば、番組は成立していないのかも知れません。
子供の行動に、「どうして、そうなるかなぁ」「こうすれば良いのに」と助言したくなってしまうものです。
「はじめてのおつかい」のテレビ番組からは、当の親御さんでさえ想像出来なかった子供の選択や行動が見てとれるということではないでしょうか。
家庭内では子供が見えているが、学校時間は見えないものです。
子供自身の発想や判断・行動に、順序立てて物事を考える力が育まれているか、養われているか、どの程度備わっているものなのか、一度立ち止まって見つめなおしてみることが必要なのではないでしょうか。
学校では教えてくれないものと、学校で学ぶもの
重い魚を運ぶときは袋を引きずると破れてしまうので引きずらないように、とピンポイントで教える教科科目はないでしょう。
しかし、どうでしょうか。荷物を運ぶときなどには “そののちに何が起こるか考えましょうね” という物事の関連性については小学低学年生の学校生活で話題に出るのではないでしょうか。
プログラミング教育必修化、特に低学年生に対する取り組みは、この点を重視しているのだと思われます。
教科書に沿って授業時間を消化することだけが義務教育ということではありません。
重い荷物は持ち上げるのが大変。持ち上げるよりも引きずる方が楽だという選択は、その子供の発想の一つでした。
「起承転結」が必ずあるものです。
親御さんに頼まれておつかいに出向くことが、起承転結の起こりとなります。
その起こりを承(う)けて、荷物が重く簡単に運べない展開となります。
転じて、持ち上げたまま運ぶことが難しく引きずるという選択をします。
そして、引きずってしまったために袋が破れて中身が飛び出してしまうという結びとなったのです。
ちなみに、テレビ番組「はじめてのおつかい」は小学校就学前の年齢が多いようで、わたしが観た放映も幼稚園児ではないかと思っています。
小学生の、つい数年前の姿だと考えるのも微笑ましいものですね。
「プログラミング的思考」を礎(いしずえ)とした自由な発想
小学校低学年を経て、中学年・高学年ともなれば、もう中学校制服ブレザーの姿を思い浮かべるものです。
順序立てや、組み立て、ありきたりから飽きて個性が芽生える年ごろ。
「プログラミング」の言葉の響きからは、順序通り・組み立て、というイメージが伝わります。
「プログラミング的思考」の必修化には、発想力を育む目的も記されています。
これは矛盾でもなく、互いに逆方向へ向いているわけではありませんね。
順序通り・組み立ててものごとを考える力を早くから学ぶからこそ、自由な発想力が養われると理解すべきだと思うのです。
野球ボールを速いスピードで投げられる子供の逸材がいたとしましょう。
サッカーボールを遠くへ蹴り飛ばす子供がいたとしましょう。
その能力をさらに高めるためには、ケガをしない身体の使い方を知る必要があるわけです。
そして、その競技で。もし大成していきたいのであれば、試合に勝つための戦術やルールを理解する必要があるということです。
知識や理解を経て、その能力はさらに高まっていくのです。
自由な発想を育むために、下地には順序立てた物ごとの道理や組み立てを知る必要があるのです。
プログラミング教育必修化で、より注目されているコンピュータスキルの上達も、自由な発想力を生かすことのできる大きなツールになっていきます。
SPACEBLOCKから始まる無限大の可能性
SPACEBLOCK(スペースブロック)は、小学校からの学習指導要綱を見据えた子供向けマイコンボード。
実際に小学校クラブ活動での使用実績もあり、拡張機能に優れた特徴があります。
子供自身が自らコンピュータを操作するという、かけがえのない体験を通して、物事の関連性や順列順序、組み立て・組み合わせ理論、判断力や解決能力を養います。
遊びの延長や、ゲーム感覚で楽しみながら始められるよう改良に改良を重ね設計されました。
街の電光掲示板のように、カラフルでキレイな文字を点滅させたり動かしたり、イルミネーションも作成できます。
子供自身が発想した、世界にひとつだけのイルミネーションは、どんな輝きを放つのでしょう!
SPACEBLOCK(スペースブロック)が到着し、ネット環境があればすぐにスタート可能。
第一歩、一つの電飾が点く充足感から始まり、拡張機能が優れているので長年に渡り使用できます。
おもちゃを手にしたように、
ロボットの操縦席に座ったように、
ゲーム機を手に入れたように、
キレイなデジタルお絵描き帳をもらったような、
スタイリストになったかのような、
アーティストの第一歩として、
小さなマイコンボードから無限大の可能性が拡がります。