二酸化炭素センサモジュールの使い方
パーツについて
二酸化炭素センサモジュールで空気中の二酸化炭素濃度や空気の汚れを読み取ることができます。スペースブロックとは、SDAとSCLの2本の信号線を用いてI2C通信を行います。
I2Cについて
I2Cでは、SDAとSCLの2本の信号線を用いて通信を行います。SDAはSerial Dataの略で、データ用の信号線です。SCLはSerial Clockの略で、クロック用の信号線です。
二酸化炭素濃度について
二酸化炭素濃度とは、1㎥に含まれる二酸化炭素の割合を示したもので、空気中の二酸化炭素濃度は通常410ppmとされており、室内の二酸化炭素濃度の基準は1,000ppm以下です。空気中の二酸化炭素濃度は「ppm」で表します。ppmは%と同じように割合を示す単位で、ppmは「100万分のいくつ」なのかを示します。1ppmは0.0001%となります。
二酸化炭素濃度と人体への影響の参考は以下です。
- 80,000ppm: 意識レベルの低下
- 40,000: 過呼吸による不快感
- 50,00ppm: 衛生ガイドラインの事務規定
- 1,000ppm: 健康管理基準
- 400ppm: 屋外のCO2濃度
センサの注意点として
二酸化炭素センサは250ms(ミリ秒 1,000分の1秒)周期で測定しているため、センサ値取得後に次回のセンサの取得値に更新されるまで250ms以上の時間が必要です。
仕様
電圧 | 5V |
---|---|
通信方式 | I2C |
eCO2測定範囲 | 400~29206ppm |
TVOC測定範囲 | 0〜32768ppb |
サイズ | 34 x 20 (mm) |
つなぎ方
二酸化炭素センサモジュールとスペースブロック専用マイコンボードを以下のようにジャンパーワイヤ(オス-メス)を使ってつなぎます。
- モジュールのGNDピンと、スペースブロックのGND
- モジュールのVCCピンと、スペースブロックの5V
- モジュールのSDAピンと、スペースブロックのB3またはB2(I2C対応ピン)
- モジュールのSCLピンと、スペースブロックのB1またはB0(I2C対応ピン)
- モジュールのWAKEピンと、スペースブロックのGND
※画像は信号線をB1、B3のピンに接続した図です。※I2C対応ピンはB1とB3、もしくはB0とB2の組み合わせです。
※5VやGNDはスペースブロック専用マイコンボード上の同じ表記のピンに挿すこともできます。
使い方
プロジェクトのカテゴリ「入力」にあるブロックで二酸化炭素センサモジュールで空気中の二酸化炭素濃度や空気の汚れを読み取ることができます。
二酸化炭素を読み取る場合、以下のブロックを使用します。
二酸化炭素を読み取る場合、以下のブロックを使用します。
ブロックの詳しい使い方はこちら
二酸化炭素センサで~を読み取り