プログラミング教育とネットリテラシー/ ネットに早くから触れるメリットとは
最近、耳にすることが増えた「ネットリテラシー」。
便利になった現代の生活と、コンピュータ技術の進歩には、切っても切り離せない密接な関係があります。
コンピュータを使うことは、今の時代 すでに特権ではありません。
大人に対して「パソコンを使えるなんてスゴイですね!」などという会話はもう、ないでしょう。
誰もがそのシステムに支えられ、なくてはならない日常生活の道具となっているのが現状です。
社会全体の便利さや、安心と安全のためのコンピューターシステムだけではないですね。
個人個々それぞれが、ネットを通じて簡単に他者とつながれることもコンピュータの恩恵です。
ネット社会特有の問題点である「ネットリテラシー」は、子供のころからコンピュータと触れているデジタルネイティブにとって、大切な関心ごとでなければいけません。
- 最近よく耳目する「ネットリテラシー」とは
- 機械を通じた繋がりの落とし穴/匿名性
- 機械を通じた繋がりの落とし穴/拡散力
- 優れたネットリテラシーには高い価値がある
- ネットリテラシーも学ぶ SPACEBLOCK(スペースブロック)・見出し①
最近よく耳目する「ネットリテラシー」とは
ネットとはインターネットですね。インターネットを通じて他者や、外の世界とつながることを示します。
「リテラシー」は"読み書き"。"読み書きする能力"を指します。
ネットを利用する上での"読み書きをする能力"が、ネットリテラシーを示すということになりますね。
この言葉が用いられる背景に、今までなかった新しい問題点が浮き彫りになったことが挙げられます。
・文字入力を終えたその先、その内容が受け取った人・見た人に不快感を与えないか。
・コンピュータを通じて得た情報を、そのまま正しいものとして安易に信用することがないか。
この判断能力が、ネットを使う上でとても大事なことだと言えます。
機械は操作をすれば、その通りの作業が叶います。
操作する人間の側で、発信したものが不快感を与えるものではないかを判断しなければならないのです。
ネットを通じて得た情報には不適切なものが混じっています。
それを安易に他言や拡散したりしてはいけないということは、機械を使う側の人間にしか制御できません。
機械を通じた繋がりの落とし穴/匿名性
「ネット」という、便利な機械を通じた繋がりが急速に広まったことで、人間の想いや心が、ないがしろになる場面が多々見受けられるようになってしまいました。
人間の行動には、必ず感情があります。
言葉には文字化されていない考えや背景をも含むものです。
「ネットリテラシー」の代表的な問題点として匿名性が挙げられます。
自分の素性が知られていないことを誤った利点とし、対面会話では用いない表現となることがあるのです。
ネットの先にいるのは、感情のある人間だということを常に心に留めておきたいものですね。
便利な道具を有効活用するために、人間側の自制心や良心が求められている――これがネットリテラシーの一面です。
面白そうだからと無責任な発信をして、承認欲求が満たされた結果、他者の誹謗中傷へつながることも珍しいことではなくなりました。
匿名性に対しては年々、強い対策が講じられるようになっています。
不適切な言動に対して、発信者の特定がスピード化し、法的な罰則へつながっています。
今後も更に監視と対策が強まっていくことでしょう。
機械を通じた繋がりの落とし穴/拡散力
子供が陥るネットトラブルに拡散力が挙げられます。
気に入らないことなどを、自分の振り返りや発散のため個人的な日記に記すことは昔からありました。
それをパソコンやタブレット・スマホに代替えして記すことまでは、まぁ問題ないでしょう。
ふとした気の緩みや操作違いでネットを通じて露出してしまった際の拡散力は想像を超えたものとなります。
第三者が更に伝聞や拡散に関わると、間違った情報までも加わり、もとに収めることが不可能になります。
写真1枚にさえ、撮影場所や日時が特定される情報が組み込まれているのです。
利便性の良さや、娯楽的な楽しみの下地には予想できないネット特有の怖さが潜んでいることも心に留めておきたいものです。
法律に触れるか否か、利用規則に抵触するか否か以前に、自らの良心による適切な線引きが求められるのです。
正しく使えば、可能性に満ちた利便性の良い道具が人間の心持ちによっては危ない道具となりえます。
発信は正しい適切なものだけに限り、不適切か迷ったものは一切発信しないというスタンスが理想です。
何気ない発信にも細心の注意を払うことなど、子供がネットを利用すると同時に覚えておくことが必要です。
大人になり自己形成が済んだ以降コンピュータに触れる前世代の人間よりも、デジタルネイティブ世代の方がネットリテラシーを身に付けるチャンスが多いのではないでしょうか。
優れたネットリテラシーには高い価値がある
ネットリテラシーについて、陥りやすい・好ましくない2点を先んじて挙げてみました。
では、ネットリテラシーのネガティブな点が解決できて、優れたネットリテラシーについて考えてみましょう。
他人と対面できる数や場面というのは、とても限られています。
地域・地理、年齢や関係性、日時や交通に要する時間を考えると、とても限定的なものです。
コンピュータが普及する以前は、それが当たり前のことでしたから気にも留めませんでした。
電話で話しをしたことはあるが会ったことはない、などが話題に出た程度です。
今ではどうでしょうか。対面はないがネットや通信でやり取りする相手が数十倍の人数になるでしょう。
中には数百倍という方もいらっしゃるでしょうか。
そして対面する機会と、通信によるやり取りの数量差は、もっと大きな開きとなるはずです。
テレワークの普及もあり、家族以外とは丸一日だれとも対面しない日があっても珍しいことではありません。
それでも通信を通じたやり取りは数十件、発信や閲覧では数百を超えるコミュニケーションが可能です。
このコミュニケーション能力は、優れたネットリテラシーの一つと言えます。
ネットリテラシーも学ぶ SPACEBLOCK(スペースブロック)
SPACEBLOCK(スペースブロック)は子供が早くからコンピュータに触れ、成功体験を通し、プログラミングを学ぶ小さなマイコンボード。
小学校から必修化されているプログラミング教育の習得に、とても役立つ教育ツールです。
プログラミングコードが色付きのブロックに書き込んであり、子供自身の手でブロックを積み上げてコンピュータ操作を学んでいきます。
1つの電飾を点灯することができたら、デザインや文字にして、点滅させたり動かしたり、街の電光掲示板のような色鮮やかな作品を作ることができます。
コンピュータ操作を通じ、自由な発想を表現する道具であると同時に、拡張性にも優れたコミュニケーションツールとしても活躍。
正しい操作は、正しい考え方により導き出されることを体感することで、ネットリテラシーの根幹を肌で習得する機会になることでしょう。
SPACEBLOCK(スペースブロック)はEdTech導入補助金2022 EdTechツールに採択されています。(※1)
(※1)
「EdTech導入補助金2022」は学校等教育機関および学校等設置者と教育産業の協力により教育イノベーションの普及を後押しする事業です。
・EdTech導入補助金2022
・SPACEBLOCK(スペースブロック)のEdTech導入補助金2022採択について(無償利用も紹介しています)