「マイコン」とは、「押すと光る簡単なもの」との理解で十分です。子供プランニングとマイコンの話し。
「マイコン」という言葉はマッキントッシュやウィンドウズ創成期から使われている言葉ですね。
言葉は時代の移り変わりと共に変わるもの、指すことがらや内容が変化することは珍しくありません。
「マイコン」という響きからパソコンよりも更に専門的な道具やシステムと思い違いされている方も多いのではないでしょうか。
マイコンは、パソコンより簡単なものだと言えます。
ウィンドウズ95の登場から、はや30年弱。
コンピュータ操作を簡単にして、より多くの人が使えるようにすることが重要な課題でした。
日進月歩という言葉が、しっくりと当てはまるコンピュータの技術進化は、「マイコン」の実用性を広めたと言えます。
コンピュータを使用する人が増え、更に増え続けていく想定ができる分野ですから開発のスピードは緩まることがないのです。
小型化、処理能力のスピード化、使い道の多様化がもたらした相乗効果と言えるでしょう。
- 計り知れない小型化のメリット
- 例えば、パソコンの一部分をマイコンと理解すると分かりやすいでしょうか
- 指示をすれば動作する⇔作動させるために指示をする
- 面白そう、楽しそう、SPACEBLOCK(スペースブロック)が更に拡張しました
計り知れない小型化のメリット
昭和・平成初期と比べて、多くのものが小型化されています。
重すぎるお弁当箱などと揶揄される初期のショルダーフォンは3kgもありました。
体積も大きく、重量もあるのに画面はなく用途は電話通信のみです。
当時、家庭にあった黒電話を、もし持ち歩けるのであれば、よっぽど軽く済んだという比較は意地の悪い視点ですよね。
薄型・小型化を謳う現代のスマートフォンを最初に知る世代からすると滑稽に映るのではないでしょうか。
懐かしいドラマのワンシーンに二枚目俳優がセレブ感たっぷりショルダーフォンを担ぐ姿が微笑ましいものです。
一つ一つの部品の小型化・軽量化に成功し、作動の安定が高められた今日から遡って考察するのも興味深いものがあります。
サイズが小さくなることで普及し、需要が増えることで価格も下がるという相乗効果。
ブラウン管テレビから液晶テレビへの変遷も思い当たります。
視聴画面は現代の方が大きいですが、薄さと軽さは当時からすると想像できないサイズ感でしょう。
テレビのネットを通じた双方向情報伝達など、用途の多様化にも目を見張るものがあります。
レコードはCDを経て、今ではネットで音源のみ購買でき物質を通さず流通しています。
昭和のアニメ番組で目にしたコンピュータ機器は、部屋一面に画面やボタンが並びケーブルが所狭しと接続することで、処理能力の大きさを表現していたものでした。
サイズの小型化と操作の容易さ、汎用性の高さにより子供がマイコンを操作できる時代となったわけです。
パソコンの一部分がマイコンと理解すると分かりやすいでしょうか
マイコン、マイコンボードとは、コンピュータの脳の、さらに一部分と考えてみます。
必要な部分だけを切り取って小型化したものという理解。
小型化を前提としますから、画面(ディスプレイ)、キーボードはないものとして大丈夫なわけです。
画面とキーボードは、接続した機器にあれば問題ないのです。
小さな機械なのに、大きな役割や多くの作業が出来ることも魅力の一つですね。
大人に比べてまだ身体の小さい子供が、小さな機械を操作して、新しいものを創り出すシーンも魅力的です。
剥(む)き出し無機質なフォルムのカッコ良さに惹かれる子供も出てきそうです。
小さくても役に立つ、大事な部分だけを削ぎ落したストイックな司令塔だと子供心に伝わることでしょう。
小型化を実現すると同時に丈夫さ、壊れにくさにも各段の進化が見られます。
屋内に据え置きで大型装置のコンピュータが当たり前だった時代からは想像を超える技術進化が叶いました。
コンピュータを持ち歩き、手軽に運び、少々の衝撃も想定されたものまで実用されています。
大人の古い固定観念に縛られない子供たちが大人へと成長するに合わせ、その自由な発想から更にコンピュータの汎用性は広がっていくことでしょう。
指示をすれば動作する⇔作動させるために指示をする
大事なことは、指示をすれば動作する⇔作動させるためには的確な指示をする、という成功体験です。
そのために子供の日常生活の中にあるプログラミング的考え方を根付かせていきたいものです。
何気ない場面に隠れているプログラミング的考え方を吸い上げて定着させられることが家庭の中にも、たくさんあるものです。
朝、起きたい時間に目覚まし時計をセットすることも一例ですね。
目覚まし時計が鳴っても、寝続けたいからと止めることがないように、離れた場所に置く措置は、優れたプログラミング的考え方だと言えます。
寝たまま手を伸ばして目覚まし時計を止めないように、離れた場所に置くという対策と、止めるために歩かなければならない理由付けが見事に合致しています。
忙しい朝に忘れ物の心配がないよう前日に持ち物の準備を済ませる、遊びの予定に合わせてスケジュールを確認するなど、目的と準備が日常的に
出来ることはプログラミング的考え方の基礎作りとなります。
小学校から新たに必修化されたプログラミング教育を、日常の一コマから根付かせておきたいものです。
黒板を用い、一人の教師が30人もの子供へ教科を教える姿から、子供自身がパソコンやタブレットを使い、自主的に学ぶ教育へとシフトしていく過渡期だといえます。
家庭内で多くの小学生がパソコンやタブレット、スマホといった端末に触れている現実に加え、感染症拡大防止対策によるオンライン授業の積極的な実施も影響しました。
文字の読み書きが出来ることが当たり前のように、入力や検索・端末操作が当たり前に求められる時代へ進んでいきます。
面白そう、楽しそう、SPACEBLOCK(スペースブロック)が更に拡張しました
子供向けマイコンボードSPACEBLOCK(スペースブロック)に、より楽しく使いやすくするための便利ツールとして「スペースボール」が仲間入りしました。
プログラミングしたSPACEBLOCK(スペースブロック)とセンサーを中に入れ動きに合わせて光るなど、新しい遊びやスポーツを創造することができるインタラクティブなボールとして楽しむことができます。
SPACEBLOCK(スペースブロック)は小さなマイコンボードを子供自身が操作し、カラフルな電飾を点滅させる子供用プログラミング教育ツール。
EdTech導入補助金2022 EdTechツールに採択されています。(※1)
指示通りに機械が動く体験は子供にとって、かけがえのない大きな自信となることでしょう。
(※1)
「EdTech導入補助金2022」は学校等教育機関および学校等設置者と教育産業の協力により教育イノベーションの普及を後押しする事業です。
・EdTech導入補助金2022
・SPACEBLOCK(スペースブロック)のEdTech導入補助金2022採択について(無償利用も紹介しています)