2023年01月10日 13時00分

日記は「入力」する「アウトプット」 /マイコンの入力・出力から考える人間の生活と成長

コンピュータは前もって「入力」された情報を「出力」により呼びだすツール。入力はインプット、出力はアウトプットと呼び変えられます。私たちの日常生活と行動も、インプットとアウトプットの繰り返しだと言えるでしょう。日記を付けることは、アウトプットのスキル向上に役立つと言われています。紙に書くこと、PCや端末に打ち込む作業は入力作業。入力により、アウトプットされるという独特のニュアンスは入力と出力、インプットとアウトプットが互いに補完しあう仕組みを物語っているのではないでしょうか。



読む・聞く はインプット(入力)

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全てはインプットから始まる

読む・聞く、他に 見る・嗅ぐ・味わうもインプット。情報を外部から内部に取り込むことがインプットです。人の成長もコンピュータの稼働もインプット無しには叶いません。

言葉を聞く、文字を読むことから始まり、繰り返される日常生活から、ありとあらゆるものがインプットされていきます。

コンピュータ操作での入力はコンピュータ内部に情報を打ち込むことを意味します。キーボードやマウス、端末画面の操作が入力作業です。多くの場合、出力させるための操作であるため入力作業がそのまま出力を促す行動ともなります。

インプット能力の高さとは

インプットの能力と言えば記憶力が分かりやすいですが、それだけではありません。

九九や代表的な漢字は暗記の部類でしょう。複雑な事象や高度な知識においては、解読や考察、推理や想像を経た上で、個人の知的な財産として格納・蓄積されていくものです。単なる暗記の能力に加え、紐付けて考える力や他の情報とリンクさせる気付きも大きく役に立ちます。また、アウトプットをすることや繰り返しにより、インプットされていた事柄が深く・幅広いものへと価値が増すことも知られています。

書く・話す・発信・行動するアウトプット(出力)

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アウトプットすることでインプットの意味合いが強まる

書く・話す、発信・行動することがアウトプット。他者へ向け、外へ向かい、自分から情報を発する行動がアウトプットです。インプットされた情報がなければアウトプットは叶わないため、前もってのインプット情報が必須です。そして一方、多くの知識があるのに、外への伝達・発信する能力や場面がないことは、とても残念なことだと言えます。

独りよがりに自己満足にふけるだけではなくアウトプット能力があることで、インプットされた情報に価値が生まれると言えるのではないでしょうか。

アウトプットの様々なカタチ

代表的なアウトプットは「発する」ことでしょう。知った情報を伝えたり、発表したり、書き記す。生活スタイルの多様化によりアウトプットの場も、SNSや通信など、ひと昔前とは異なりますね。発する先がない場合には自らの行動に反映させることが、とても大事なことです。読書で身に付いた、せっかくの情報(インプット)は、行動というカタチででもアウトプットしなければインプットした甲斐もないというものです。

インプットとアウトプットは補完しあう

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表へ出してこそ知識や考察は価値を見い出す

ひと月3冊の読書(インプット)をして、家族や知人に2冊分について感想や話題に出す(アウトプット)ことは、とても有意義なことです。ひと月10冊の読書をして内容の理解(インプット)はしたが、行動に反映されていないとか、そのことについて話題(アウトプット)に出すことがなければインプットした意味合いも薄れてしまいます。アウトプットすることで、インプットした情報の価値が高まると言えるでしょう。他者への会話や伝達と限定せずに、自分の行動が変わることも一つのアウトプットの形です。

アウトプット能力が欠乏しがちな現代社会

コンピュータ進化を始めとし、その波及により個々の世界が広がりました。逆に言えば世界が狭く・身近になったとも言えます。一生涯に触れる情報は、コンピュータ普及以前に比べ数万倍にもなるでしょうか。50年前と比較してみても海外の情報にリアルタイムで触れられることや、子供でも翻訳ツールの変換により海外とのコミュニケーションが可能なことなど想像に及びませんでした。大量に降り注ぐ情報に流されながらも、インプットした情報を精査し抽出し、自分のアウトプットとして役立てるには高い能力が求められるものかも知れません。自らが伝聞に関わる、行動することが疎かになるとインプットする楽しみさえ希薄になってしまいそうです。

コンピュータをつかさどる マイコンの入力と出力

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入力→記憶→演算→出力

マイコンの主な働きとして4つの要素が挙げられます。

「入力」「記憶」「演算」「出力」の4要素。

「入力」は、外部からの情報を取り込む作業の場、情報宅配便の高度な受付と言えるでしょうか。現代のマイコン精度の高さから「綜合受付」なんて言葉も似合いそうです。

入力により受け取った情報は「記憶」され、「演算」により適切に指示通りの作業が施されます。「出力」された結果は、スピーディーに且つ正確に指示を反映されたものとなっているはずです。「記憶」領域の作業により、一度操作された指示は次に同じ指示が出たときのスピード化に更に役立つのです。

「出力」という結果のためのインプット

ものごとは入力から始まると先に記しました。それは「出力」という結果のために入力されるということです。入力されたものは、出力されてこそ役に立つ・もしくは出力された結果に影響を及ぼすことで価値があると言えます。現代のネット通信ゲームなどは入力操作が、そのままリアルタイムで出力される臨場感と迫力が魅力の一つとなっているのでしょう。

機械化と人間味は相反せず共存する

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小学校から新しく導入されたプログラミング教育

機械化が人間味の対義語という価値観は現代では現実的ではありません。日常生活の中に浸透した便利で安全な道具をとしてのコンピュータシステムは人間によって構築されたものです。子供の早いうちからコンピュータの仕組みを肌感覚で知ることが、将来の就業や人生を豊かに送ることへつながると言って過言ではないでしょう。

1年単位で新しい道具が表れ、更新される現代社会への対応は必須と言えます。。

機械操作を通じて人間味を学ぶ

コンピュータ操作というと画面に向かう作業の印象から人間味とは逆ベクトルだと勘違いしがちです。端末の先にあるものは対人間とのコミュニケ―ションや、個人の知見を深める・広げるということに目を向けたいものです。機械への入力や指示は人間よりのアウトプットであり、コンピュータからの出力から人間性が高まる、楽しみや喜びを享受する(インプット)という相互関係は理想的な関係だと言えるのではないでしょうか。

入力と出力の相互関係を学ぶプログラミング教材「SPACEBLOCK」(スペースブロック)

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子供自身が端末を操作して「入力」し、「出力」の結果を、簡単に導き出す子供向けのプログラミング教材「SPACEBLOCK」(スペースブロック)。

ひと昔前の難しいプログラミングコードが、子供でも分かりやすい色付きのブロックに内包されていて楽しく操作することができます。

専門家が使う道具であったコンピュータは一般の人でも操作するものとなりました。

子供が使うことでコンピュータ操作と仕組みを知るインプットが叶い、発想や想像力のアウトプットの場として適していて、実際に小学校のクラブ活動でも使用されているプログラミング教材です。

SPACEBLOCK(スペースブロック)はEdTech導入補助金2022 EdTechツールに採択されています。(※1)

(※1)

「EdTech導入補助金2022」は学校等教育機関および学校等設置者と教育産業の協力により教育イノベーションの普及を後押しする事業です。

・EdTech導入補助金2022

https://www.edt-hojo.jp/

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